1. 導入の背景や課題
プレミアムブランドを扱うだけに顧客へのサービス対応への欲求水準が、年を追うごと向上していることから、販売力だけでなく、顧客対応力を向上させることが喫緊の課題であった。
そこで、従業員のアフターサービスに対するプロセスを改善することをきっかけにしつつ、本質的には仕事に対するマインドを変革し、従業員同士の信頼関係を構築する必要があるとの仮説を立てた。
2. 現状調査
全拠点の関係者へのインタビューを実施し、日ごろ言えないことや、実は心の中に思っていたことを吐露して頂いた。その上で、現場の空気や、従業員の動きを見て感じた事実を「ヘルスチェック・レポート」として編集。最終的には「課題解決への提案書」という形で経営陣に提示。「ロードマップ」の内容を関係各位と合意形成し、プロジェクトをスタートした。
3. 解決策と提供したサービス
まずは、課題別に部門横断で「問題の本質を検討するメンバー」を組成し、彼らの数ヶ月に渡る自発的なディスカッションをサポートした。
そこで出てきた本質的な課題と改善策を関係部署にフィードバックし、「アクションプラン」と共に「やったか?やらなかったかのか?」を振り返る、「チェックシート」を作成。
日次で振り返ったチェックシートをマネージャーが週次で弊社に連携し、弊社側からアドバイスコメントを返信。
上記を繰り返しつつ、月一回のワークショップと個別面談を実施し、「できたことの確認」と「出来ない理由の深掘り」をコーチング形式で相互理解を深めた。
4. 結果とフォローアップ
半年後に「最終成果報告」として、成果と変化を報告共有。
外部による顧客満足度調査において、5%以上の改善となった。
半年後に実施したフォローアップ面談では、主体的に本質的な問題への深掘りが出来ていない点をフォローアップし、更なる定着化を図った。
CASE STUDIES
部品製造メーカー
「自分で考え自分で考える人材」を育てる人事制度の構築
人事制度導入後、離職率の低下がストップし、生産性が120%に向上。自ら考え、自ら行動する人材への変容により、働き方・休み方改革への道筋もでき、残業が20%も削減。
プレミアムブランドの販売とメインテナンス・サービス業
顧客へのアフターサービス・プロセスの改善による「顧客感動度の向上」プログラムの導入
プレミアムブランドを扱うだけに顧客へのサービス対応への欲求水準が、年を追うごと向上していることから、販売力だけでなく、顧客対応力を向上させることが喫緊の課題であった。
外資系自動車メーカーの日本法人
国内販売網への教育機関(アカデミー)での人材育成プログラムの開発と運営
通常、研修プログラム開発する際は、開発者とそれを実施するトレーナーやファシリテーターが別の人物であるケースが多いが、あえてその区別をせずに実施した。これにより両者が入り乱れてプログラムを開発することで現場目線のプログラムを開発することが可能に。